2026年2月8日日曜日

第548夜 穴馬の見つけ方、の穴

探索方法の今昔
ダークホースとは、本来、能力不明の馬を言うが、勝てば高配当になる馬を言う。
JRA
の用語辞典には、このような趣旨で説明されている。
そして「これを穴馬とも言う」、とも。
説明の後段は、元の意味から転じて「勝てば高配当」に繋がったのだろうと思っているが、わたしは「それはただの人気薄では」と微苦笑してしまう。
主催者なのでちょっと説明しにくかったのかもしれないけれど、勝率>支持率の馬、すなわち実力に相応しい支持を得ていない馬、というのが、わたしの穴馬の定義である。
だから、人気馬であっても「もっと人気があってもいいはず」と貴方が考えるなら、それは穴馬である、とする。
例えば「元返しくらいの勢いだと思っていたのに3倍もつくのか」というケースも穴馬に該当する、と考えている。
これが配当の妙味である。
実力相応の高配当など、ただの的中確率の低い馬券にすぎないし、儲かるわけではない。
控除率無しで説明すると、20%の勝つ確率で5倍の馬券を見送って、1%の確率で勝つ100倍の馬券に賭けているだけということだ。
100
倍だけど、2%の勝つ確率なら穴馬である。
そこで「穴馬の見つけ方」指南が巷間に溢れているのだが、読み漁っていると、方法論には一定の傾向があることも、わたしの中で整理できてきた。
先ず、アプローチにはいろいろあるが、「競走条件の変化により有利になる馬探し」に集約されるものが圧倒的に多い。
競走条件とは、競馬場、芝ダート、距離、馬番、クラス、馬場、相手関係、斤量、騎手などである。
今走と前走(或いは前走まで)の条件変化から恩恵を受ける馬を探すのである。
例えば、「前走は長かったようで、今回は距離短縮、さらに、ローカルで平坦コースになるからここは勝ち敗け」などとする。
まあ、人気馬も有利になったりしているかもしれないけれどね、今そこは目を瞑ろう。
ただ、残念ながら、現代では充分にオッズに織り込まれていて、旨味は少ないのではないかとわたしは感じている。
競走条件の良化を見逃すほど、世間は甘くない。
有利も不利もだいたい織り込んでいる。
人気薄は、実力通りの支持なのだろう。
残念ながら、よほど誰も気付かない条件変化でない限り、条件変化による穴馬探しは厳しいだろう。
大昔には、このような統計的な裏付けを調べらなかったので、この方法は結構有効だったのではないだろうか。
勘の良い人は独自に法則化していたのではと推察する。

敗けた割には
次に、「能力を誤解された馬探し」である。
こちらが本来、穴馬探しの本線、本命なのだが、前者ほど言及しているサイトは少なかった。
穴馬探しに「大穴が開いている」気がするのはわたしだけか?
最近あまり聞かなくなった気がする「変わり身」を察知して狙う(わかりみー、ではないよ)、前走など過去走における成績と実力のギャップを狙う、いずれかに集約できるだろう。
変わり身については調教情報に依存するところも大きく、その点で「自分で探す」ものではないため、おいておく。
そうすると、成績と実力のギャップ探しである。
ところが、この方法をきちんと準備できている人は少ない。
彼らには時間がないのだ。
前日の夜に予想を始め、出走馬の前走や過去走をそこからチェックする気?
それとも、馬柱だけですべて分かるの?
面倒臭いと思うかもしれないが、週の半ばには、レース映像か成績表をしっかり眺めておこう。
次走の期待馬を探しておくのだ。
ノート(スプレッドシートでもかまわない)にメモを貯めれば、23か月で戦力になる。
出馬表を見て、次走期待馬リストの馬が出走しているのか確かめるだけである。

では、どこを見ればいいのか。
やはりいろいろアプローチはあるけれど、キーワードは「敗けた割には」である。
「前半飛ばしすぎてゴール前で上位馬たちに追い抜かれていったが、粘りに粘って、僅差で5着に踏ん張った。いずれ勝ち敗けになる」といった具合だ。
多くの馬券投票者が、「前走はただの5着」と考えるけれど、貴方は「価値のある5着」「展開や相手関係によってはもっと上位に食い込めた5着」と判断する。
極端な言い方だが、貴方というより「多くの馬券投票者」がどう判断するかで穴馬になるのかどうか決まるのだ。
かなり小さい馬だが大型馬に伍して4着に食い込んだ、前走G1で相手が強すぎたもののよく健闘した、いろいろ物差しを考えてみよう。

あとは、ちょっと批判的で恐縮だが、具体的な該当例(重賞当てたよヒャッホーウ、とかはどうでもいい)や該当馬発生率、的中データ、馬券収支の状況は、ほぼ開示されていない。
残念ながら、多くのサイトが、実績に基づく論拠がない、或いは1回か2回当てたときの経験から出た印象論、だとわたしは判断している。

ま、面倒臭いと思う人はやらなくていい。
家庭や仕事が忙しくて、という人はいるだろう。
わたしは家庭や仕事、特に仕事は、間違いなく平均より忙しいほうだと思うが、競馬予想の研究には睡眠時間を削ってでも時間確保に努める。
遊びの時間は、無い。
面倒臭いという貴方には、頑張っている、というのが「自分比」ではなく「他人からの評価」であることを忘れないでいただければ、それで良い。
すべての言い訳は、どれほど正当に見えても、ただの「できない弁解」に過ぎない。
(SiriusA+B)

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