▼運用ファンドのスタンス
「的中率を上げると回収率が下がる」と言う人はいる。
「的中率か回収率か」論議も、こうした考えが背景になっているものと思う。
わたしは、「的中率を上げると回収率が下がる」は完全な正解ではないが、これに反する実現もまた難しいと考えている。
まず、的中率を上げると回収率が下がる仕組みを考える。
オッズは、投票参加者の予想が合計されたものである。
一方、わたしたちの予想でも、複数のファクターを総合している場合が多いのではないだろうか。
例えば前走の着順で決める、だけではなく、血統や騎手などの要素を加える。
実は、要素を加えていくほど、オッズに近づくのである。
この行為は、オッズ形成と同じことを自分一人でやっているのと同じなのである。
だから近づく。
運用ファンドの用語で言えば、複数のファンドに資金を分けて分散投資する場合、アクティブファンドを増やすほど、パッシブ運用に近づくということだ。
金融市場で、実際に運用したり、運用を委託した経験のある人はこの説明でイメージしていただけると思う。
「的中率を上げると回収率が下がる」と言う人はいる。
「的中率か回収率か」論議も、こうした考えが背景になっているものと思う。
わたしは、「的中率を上げると回収率が下がる」は完全な正解ではないが、これに反する実現もまた難しいと考えている。
まず、的中率を上げると回収率が下がる仕組みを考える。
オッズは、投票参加者の予想が合計されたものである。
一方、わたしたちの予想でも、複数のファクターを総合している場合が多いのではないだろうか。
例えば前走の着順で決める、だけではなく、血統や騎手などの要素を加える。
実は、要素を加えていくほど、オッズに近づくのである。
この行為は、オッズ形成と同じことを自分一人でやっているのと同じなのである。
だから近づく。
運用ファンドの用語で言えば、複数のファンドに資金を分けて分散投資する場合、アクティブファンドを増やすほど、パッシブ運用に近づくということだ。
金融市場で、実際に運用したり、運用を委託した経験のある人はこの説明でイメージしていただけると思う。
▼逃れる手はあるのか
では、的中率を上げていく一方で、回収率を下げない方法はあるのだろうか。
考えられる一つの方法は、あまりファクターを加えないことである。
しかし、的中率はあまり改善しないかもしれない。
もう一つの方法は、オッズを形成する予想法と乖離した武器を持つことである。
例えば気象や馬具など、予想参加者の主流でないものである。
あるいは、幾つかのデータを加工したものでもいいかもしれない。
いずれにせよ、これが一番難しい。
だが、思い出してほしい。
競馬場やウインズで、見知らぬおじさんから「な、絶対2番がくると思ってたんだよ」
なんて声をかけられたことがあるだろう。
高配当ならば、真偽はともかく、彼はオッズ形成から乖離した予想をしていたのである。
無意識かもしれないが、あるいは勘違いや思い込みかもしれないが、何らかの根拠があって皆と同じ予想をしなかったのだ。
収益の源泉は、多数との乖離なのである。
もし発見できれば、すぐにでも勝ち組になるのだが。
(SiriusA+B)
考えられる一つの方法は、あまりファクターを加えないことである。
しかし、的中率はあまり改善しないかもしれない。
もう一つの方法は、オッズを形成する予想法と乖離した武器を持つことである。
例えば気象や馬具など、予想参加者の主流でないものである。
あるいは、幾つかのデータを加工したものでもいいかもしれない。
いずれにせよ、これが一番難しい。
だが、思い出してほしい。
競馬場やウインズで、見知らぬおじさんから「な、絶対2番がくると思ってたんだよ」
なんて声をかけられたことがあるだろう。
高配当ならば、真偽はともかく、彼はオッズ形成から乖離した予想をしていたのである。
無意識かもしれないが、あるいは勘違いや思い込みかもしれないが、何らかの根拠があって皆と同じ予想をしなかったのだ。
収益の源泉は、多数との乖離なのである。
もし発見できれば、すぐにでも勝ち組になるのだが。
(SiriusA+B)