2016年2月15日月曜日

第62夜 オッズを人気別で切ってみる


オッズ理論にもいろいろとあるが、その中に、オッズの裂け目に注目するものもあるようだ。
次の人気馬とのオッズが乖離しているところに着目するというものである。
わたしはオッズ理論が苦手なのだが、研究はしている。
現在進行形のオッズの動きには関心がないけれど、前走のオッズは実力を表わす代替手段として使えないかと考えていることもある。
ちなみに人気別の平均的なオッズを考えたことがあるだろうか。
例えば、16頭立ての場合、以下のようなものになる。
2006
年から2014年の平地競走で、16頭が「完走」したもので集計した。
17
頭立て、18頭立てで競走中止により16頭となった場合も含むので、17番人気(24)18番人気(5)を含む。
また、同着についても考慮していない。
毎回適当な数字だが、この2点はご容赦いただきたい。



人気

平均オッズ

1着馬の

平均オッズ

1番人気

2.8

2.5

2番人気

4.7

4.4

3番人気

6.7

6.3

4番人気

9.3

8.5

5番人気

12.6

11.5

6番人気

16.9

15.0

7番人気

22.7

18.6

8番人気

30.4

25.6

9番人気

40.9

33.0

10番人気

55.6

41.3

11番人気

75.0

49.4

12番人気

100.1

69.1

13番人気

132.0

95.7

14番人気

173.8

120.3

15番人気

229.7

147.7

16番人気

316.6

228.6

17番人気

356.4


18番人気

298.7


ご覧のように、1番人気は2.8倍と意外に高い平均オッズになった。
肌感覚と違うような気もするが、16頭立てともなれば、これくらいになるのである。
注目してほしいのは、的中(1)した場合の平均オッズは、その人気のわりに低い、ということである。
オッズ理論では、こうした点を研究しているのだろうと思う。

 

この事実を利用することはできないだろうか。
わたしもまだ研究中なのだが、前走がそれぞれの平均オッズより低かった馬は、今走での成績がいい傾向があるようだ。
ただの勘違いかもしれないけれど、切り口も面白いし、もう少し研究を続けてみようと思っている。
ちなみにオッズをそのまま利用しているわけではない。
簡便ながら、(1/オッズ)*5/4で計算して出走馬合計で100%になるようにしたものを使用している。
生のオッズデータよりは扱いやすいだろうと思っている。
(SiriusA+B)

ブログ アーカイブ