2016年3月10日木曜日

第68夜 競馬データの種類と加工(3)競走番号、コース、天候、馬場状態


66夜から続く話題である。
今夜は、競走番号、コース、天候、馬場状態について触れる。



項目

データ

備考

3.競走番号

10

 

4.コース

2500

単位=m

5.天候


 

6.馬場状態


 

3.競走番号
競馬ファンには意地悪だなと思う人がいて、基本的なことを知らないと「なんだ、そんなことも知らないのか」といった対応を受けることがある。
少しマニアックな人なら、求める回答以上の話を聞くこともあるけれど。
競馬ファンには知識量を争うようなところがあって、血統や有名馬の戦績など、よく知っているなと感心する。
ちなみにわたしは、最近の馬の名前も知らないし、血統も大枠くらいしか記憶していないけれど、何の問題ないので安心してほしい。
知識量と馬券の成績はあまり連動しない。
競馬の予想では、本人の知識量より、予想に利用する情報量とその切り口が勝負である。
閑話休題。
競走番号である。
競走番号、すなわちレース番号は、11競馬場で最大12競走だから、112までの数値である。
1
1競馬場あたり13競走以上行なわれることはない。
法令(この場合、農林水産省令)が改正されなければ変更できないのだ。
競馬法では、第3条で年間開催数や1日の競走回数を省令に定めた数を超えてはならないとしている。
その省令というのが「競馬法施行規則」で、同規則第2条第1項第4号に「1日の競走回数については、12回」と定めている。
こんな知識など、聞かされる立場だと嫌になる人も多いと思うが、いかがだろうか()
蛇足であるが、1年間の開催日数も288日と定められているので、1年間で最大3456レースということになる。

4.コース
わたしの場合、コースを4つに分けて考えている。
これも何かと数字のほうが扱いやすい。
わたしは、競馬場番号と距離、区分を組み合わせた文字列にしているが、使い勝手からはもっといい方法がありそうだと思っている。



区分

番号

()、芝(直線)

0

芝、芝()

1

ダート

2

障害

9

JRAでは、新潟、中山、京都、阪神の芝コースに内回り、外回りが設定されている。
そのため01を使用する。
0
out1inをイメージするという安直な理由である。
そうはタイムを研究している方ならご存知だろうが、一般的に、外回りのほうが内回りより時計は速い。
カーブの角度が緩くなること、直線距離が長くなることがその理由である。
中央競馬にはないので案外知られていないが、仮にダートコースが芝コースより外回りであればかなりのスピードになると予想されている。
日本では地方競馬の盛岡競馬場(OROパーク)が内側芝コース、外側ダートコースになっている。
1600m
のレコードタイムは、芝コースが1362に対し、ダートコースが1348である。
「ダートは時計がかかる」と言われるが、わたしはかなりのかなりの割合でコース形態がその理由と思っている。

話がそれた。
距離については、4桁でメートル表記である。
わたしの場合、大昔は1600mを「16」とするように2桁にしていたが、2004年に福島競馬場が改修され、1150mダートが設定されたため、4桁にすべて直した。
メートル単位であれば、今後起こりうる変化にも対応できると思う。
それまで障害競走でも10m単位はあったが、平地競走のみを調べることが多かったので2桁で十分だった。
今のパソコンでは、「バイト数」など考えなくてよくなった。
コンピュータもずいぶん性能が上がったなあ、とつくづく思う。



項目

データ

備考

4.コース

2500

単位=m

29.コースコード

06-25001

中山芝2500mを示す

 

5.天候、6.馬場状態
JRA
の発表する天候は6種類、馬場状態は4種類である。
わたしの場合、これらにもオリジナルの番号をあてがっている。



天候

番号


1


2

小雨

3


4

小雪

5


6

 



馬場状態

番号


1

稍重

2


3

不良

4

わたしは両者を合体して使うが、そうしたやり方も一つの方法である。
曇の良馬場なら「21」というふうに。



項目

データ

備考

5.天候


 

6.馬場状態


 

30.天候番号

2

 

31.馬場状態番号

1

 

(SiriusA+B)

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