2016年3月14日月曜日

第69夜 競馬データの種類と加工(4)出走頭数、完走頭数、着順、枠番、馬番


66夜から続く話題である。
今夜は、出走頭数、完走頭数、着順、枠番、馬番について触れる。



項目

データ

備考

7.出走頭数

16

単位=頭

8.完走頭数

16

単位=頭

9.着順

9

 

10.枠番

4

 

11.馬番

8

 

7.出走頭数と8.完走頭数

正確に言えば、エントリー頭数である。
取消や出走前の競走除外も含んでいる。
わたしの考えでは、タイム分析にしろ、その他の方法にしろ、その競走が何頭で争われたのか、ということを考慮したほうが良さそうである。
走破タイムには少なからず影響はある。
そもそも勝率も異なる。



頭数

8

10

12

16

18

勝率

12.50%

10.00%

8.33%

6.25%

5.56%

また、完走頭数も分析上よく利用する。
この二つは似て非なるもので、それぞれデータを保持しておくことをお勧めする。

9.着順

文字どおり、着順を示す。
同着については、わたしは5着までは正確に記している。
わたしは5着までしか関心がないのでそれ以外は適当だが、正確を期したいなら6着以下もきちんと記録しておく。
降着や失格は度重なるルール改正で減少傾向にあるが、タイムを分析する人なら「入線順」といったルールを決めて記録するといいだろう。
着順や、クラス・賞金重視派はわたしのように「JRA確定順位」をベースにする。
10.枠番
1
から8の数字が入る。
わたしはまったく利用していないので、わたしのデータベースからは、ずいぶん前に取り除いてしまった。
枠番連勝複式自体は歴史的経緯を紐解くと興味深いのだが、枠番そのものは、少なくとも競馬予想にはあまり使い物になるデータではなかった。
内枠・外枠を枠番で定義するなどの使い方も考えられるが、わたしは上手く使いこなせなかった。

11.馬番
コースによって異なるが、現在のフルゲートは18頭が最大なので、1から18の数字が入る。
以前のブログで触れたとおり、わたしは馬番をあまり気にしないのでそのままにしているが、もし外枠発走も入力できるなら入れておくと面白いだろう。
データの保持の仕方には、2通りの方法が考えられる。
まず、外枠発走の場合「19」番という番号を新設して、11.馬番のデータを差し替える方法。



項目

データ

11.馬番

8

11.馬番(外枠発走反映済)

19

もう一つは、「外枠発走」というデータを新設する方法である。
該当馬にサイン「1」を立てる。



項目

データ

11.馬番

8

32.外枠発走

1

それぞれ一長一短があるが、わたしは後者の方式がやや便利かと考える。
馬番と切り分けて、外枠発走という新しい情報だと考えるほうが馬番以外の分析に使いやすいのだ。
(SiriusA+B)

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