2016年3月22日火曜日

第71夜 競馬データの種類と加工(6)騎手名、斤量、時計、上がり3ハロン


長くなって恐縮だが、第66夜から続く話題である。
今夜は、騎手名、斤量、時計、上がり3ハロンについて触れる。



項目

データ

備考

15.騎手名

浜中 俊

1988.12.25

16.斤量

57.0

単位=kg

17.時計

2335

 

18.上がり3ハロン

350

 

15.騎手名

騎手も、オリジナルの騎手番号のほか詳しい情報を追加している。
騎手も進化する。
今の時代は、外国人騎手や地方競馬から参戦・転属などキャリアが多岐にわたるようになった。
また、乗鞍も多い人と少ない人の差が大きくなっているように思える。
こうしたことから、騎手の練度を計測する適当な方法が見つからない。
とりあえずとして、騎手の年齢を分析要素に加えている。
さすがに30歳代で騎手になるような人はいないようだし、多かれ少なかれ高齢になれば力は落ちていく点など、年齢による一般的な傾向はあるように考えている。
年齢を分析するために、例によって騎手の誕生日をデータベースに取り込み、出走日現在の「日齢」を算出しておく。
日齢さえあれば、いつでも年齢などに換算できるからである。
本当ならデビュー年齢や戦歴などもほしいところだが、外国人騎手はよくわからないし、地方競馬とはレースの騎乗数など環境の差がありすぎてデータとして使いづらいため見送っている。
ちなみに、所属厩舎やフリーの情報は取り込んでいない。
有用だとわかれば追加したいと思っている。



項目

データ

備考

15.騎手名

浜中 俊

 

41.騎手番号

1271

 

42.騎手誕生日

32502

1988.12.25のシリアル値

43.出走時騎手日齢

9863

出走日(42365)-誕生日(32502)

 

16.斤量

斤量は数値のみデータとしている。
ハンデ戦や減量騎手などの情報もあればいいかもしれないが、わたしは馬番同様、斤量がレースに与える影響を少なめに見積もっているので取り込んでいない。
スピード指数で芝1600mの場合、1kgのハンデを0.2秒に換算する考えがある。
レーティングでも同じように換算するようだが、実際のところ、そこまでの影響があるかは疑問におもっている。
ただ、牝馬や軽量馬には「カンカン泣き」する、すなわち重い斤量で苦しむ場合がある。
馬齢重量より重い場合は考慮したほうがいいかもしれない。
カンカン泣き、の考え方で、斤量/馬体重を計算することは有効である。
一定の数値を超えると走破タイムに影響があることは知られている。

17.時計、上がり3ハロン
時計は「10分の1秒」に揃えることにしている。
例題のように、2335であれば、15351/10秒」である。
ゴールまでの600mを上がり3ハロンというが、ここも同じ単位にする。
例題では350なので、350である。
ここで、「前半」という数字も作成している。
前半といっても前半分というわけではなくて、上がり3ハロンの600mを引いた残りの距離である。
1200m
競走ならちょうど半分だが、1000mでは400m分、例題の2500mでは1900m分をわたしは「前半」としているのだ。
非公式ながらスタートからの前半600mを計測している専門紙もいくつかあるので、それを使うのもよいと思う。
例題の場合、走破タイム1535から上がり3ハロンの350を引いて1185を前半とする。
距離の異なる「前半」でどうするの、といわれそうだが、わたしの場合、すべてのタイムデータを速度に変換するので問題はない。
走破タイム1535→速度は58.63km/h

上がり3ハロン35061.71km/h

前半(1900m)118557.72km/h
なお、時速は小数点第2位までで出せばいいようだ。
細かくすればいいというものでもないので、01の差異がわかるところでとどめている。



項目

データ

備考

17.時計

2335

 

18.上がり3ハロン

350

 

44.前半

1185

 

45.前半(速度)

57.72

単位=km/h

46.上がり3ハロン(速度)

61.71

単位=km/h

47.時計(速度)

58.63

単位=km/h

(SiriusA+B)

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