▼牝馬限定戦を除いた牝馬の健闘状況
JRAは、斤量(負担重量)でセックスアローワンスを設けている。
それでも、平均的には、牝馬は牡馬より苦戦している。
2006年から2014年の中央競馬平地競走29902競走で牡牝別に勝率を集計してみたところ、下表のようになった。
せん馬を含む牡馬を「1」とし、牝馬を「2」として、各競走における牡牝比率別に牡馬、牝馬の勝率を調べ上げた。
牡牝混合割合で、すべて牡のみの競走は「10」、すべて牝のみ(牝馬限定戦)は「20」とした。
「12」であれば、牝馬の出走比率が20%(10%未満は四捨五入)と表わされ、20に近づくほど牝馬の出走比率が高いということになる。
JRAは、斤量(負担重量)でセックスアローワンスを設けている。
それでも、平均的には、牝馬は牡馬より苦戦している。
2006年から2014年の中央競馬平地競走29902競走で牡牝別に勝率を集計してみたところ、下表のようになった。
せん馬を含む牡馬を「1」とし、牝馬を「2」として、各競走における牡牝比率別に牡馬、牝馬の勝率を調べ上げた。
牡牝混合割合で、すべて牡のみの競走は「10」、すべて牝のみ(牝馬限定戦)は「20」とした。
「12」であれば、牝馬の出走比率が20%(10%未満は四捨五入)と表わされ、20に近づくほど牝馬の出走比率が高いということになる。
牡牝混合
割合 |
競走数
|
牡馬
|
牝馬
|
牝馬
勝利 占有率 | ||||
完走数
|
勝利数
|
勝率
|
完走数
|
勝利数
|
勝率
| |||
10
(牡のみ) |
2718
|
36106
|
2721
|
7.5%
|
0
|
0
|
0.0%
|
0%
|
11
|
5737
|
73461
|
5448
|
7.4%
|
7782
|
295
|
3.8%
|
5%
|
12
|
4123
|
46690
|
3589
|
7.7%
|
11175
|
539
|
4.8%
|
13%
|
13
|
4970
|
51457
|
3972
|
7.7%
|
20863
|
1002
|
4.8%
|
20%
|
14
|
3501
|
31113
|
2456
|
7.9%
|
20809
|
1048
|
5.0%
|
30%
|
15
|
1933
|
14012
|
1114
|
8.0%
|
13842
|
820
|
5.9%
|
42%
|
16
|
1514
|
9424
|
673
|
7.1%
|
13574
|
843
|
6.2%
|
56%
|
17
|
568
|
2666
|
186
|
7.0%
|
5882
|
384
|
6.5%
|
67%
|
18
|
304
|
1014
|
77
|
7.6%
|
3510
|
227
|
6.5%
|
75%
|
19
|
51
|
82
|
6
|
7.3%
|
673
|
45
|
6.7%
|
88%
|
20
(牝のみ) |
4483
|
0
|
0
|
0.0%
|
66143
|
4487
|
6.8%
|
100%
|
合計
|
29902
|
266025
|
20242
|
7.6%
|
164253
|
9690
|
5.9%
|
32%
|
牡牝混合
戦のみ |
22701
|
229919
|
17521
|
7.6%
|
98110
|
5203
|
5.3%
|
23%
|
ご覧の表からグラフを描くと理解も進むと思うが、牡牝の比率に関わらず、おおむね牝馬の勝率は低い。
最左欄の「牡牝混合割合」と最右欄の「牝馬勝利占有率」をご覧いただくと、例えば、
牡牝混合割合が「12」なら牝馬の出走が20%であるが、1着馬に占める牝馬の比率が13%にとどまっている、ということがわかる。
牝馬の出走比率が高まるに連れて、この出走比率と勝利占有率の差は縮まっていくのだが、それでも牡馬を上回る勝率になることはない。
▼牝馬に有利な条件
牝馬が牡馬と渡り合っていこうということになると、それなりの条件がつく。
まずは、芝とダート戦だが、芝はダートよりも勝率が高くなる。
牡馬ほどではないにせよ、芝コースのほうが勝率は上がるのだ。
また、勝馬の平均距離でみても、牡馬勝馬より短いという集計結果となっている。
それでも条件を絞っても、牝馬が有利というような結果ではない。
「牝馬は芝の短距離」ではなく、「芝の短距離」以外の出走牝馬は割引、ということになるのである。
最左欄の「牡牝混合割合」と最右欄の「牝馬勝利占有率」をご覧いただくと、例えば、
牡牝混合割合が「12」なら牝馬の出走が20%であるが、1着馬に占める牝馬の比率が13%にとどまっている、ということがわかる。
牝馬の出走比率が高まるに連れて、この出走比率と勝利占有率の差は縮まっていくのだが、それでも牡馬を上回る勝率になることはない。
▼牝馬に有利な条件
牝馬が牡馬と渡り合っていこうということになると、それなりの条件がつく。
まずは、芝とダート戦だが、芝はダートよりも勝率が高くなる。
牡馬ほどではないにせよ、芝コースのほうが勝率は上がるのだ。
また、勝馬の平均距離でみても、牡馬勝馬より短いという集計結果となっている。
それでも条件を絞っても、牝馬が有利というような結果ではない。
「牝馬は芝の短距離」ではなく、「芝の短距離」以外の出走牝馬は割引、ということになるのである。
芝ダ
|
性別
|
勝利馬数
|
出走馬数
|
勝率
|
勝利馬平均距離
|
芝
|
牡
|
9601
|
126646
|
7.6%
|
1759
|
芝
|
牝
|
5377
|
89338
|
6.0%
|
1533
|
ダ
|
牡
|
10641
|
139379
|
7.6%
|
1561
|
ダ
|
牝
|
4313
|
74915
|
5.8%
|
1434
|
(SiriusA+B)