▼誕生日は年齢以外にも利用できる
勿体無い話だが、各馬の誕生日データを有効に利用している人は少ないのではないかと思っている。
そんなことを言うと、
「予想紙には3歳とか4歳と書いているのに、要る?」
と反問されるのがオチである。
年齢は表示されてわかっているのに、これ以上何の意味があるの、と言われているのだ。
確かに年齢は予想紙に記載されているが、しかし、考えてほしい、現役期間がたかだか数年のサラブレッドたちを「年」単位で分析など大雑把でないだろうか。
わたしは「日齢」と呼んでいるが、出走日マイナス誕生日で日齢を算出し、日齢そのものだけでなく、様々なデータと組み合わせて利用している。
例えば、1日当たりの獲得賞金を出したり、馬体重の増加の成長分を予測(仮定)したりする。
ちなみに、1番細かい単位である日齢データを作っておくと、月齢その他に変換することは簡単だ。
時間による変化を捉えると、成長といったものが具体的に掴めてくるのである。
馬だけではないが、一定の数値のまま変化がない、というものはまず存在しない。
成長したり劣化したりと常に変化が起きているのがふつうである。
▼誕生日以外の日付データ
日付データには、誕生日以外にも集めておくと便利なものがある。
ひとつには、前走の出走日があげられる。
出走するレースの日付から前走の日付を引けば、出走間隔となる。
出走間隔を使って、1日あたりの馬体重増減を調べたり、予想成長率を弾き出すことも可能だ。
また、初出走日も価値がある。
わたしは、獲得した賞金を出走回数で除したり、誕生日からの日齢で除すこともする。
これに加え、デビュー日からの日数で除すと、結構興味深いデータが得られる。
(SiriusA+B)