2017年2月7日火曜日

第150夜 競馬投票行動の参考になるか、宝くじの投票行動を調べてみた


▼宝くじと競馬の違いを認識した上で
競馬と宝くじには多くの違いがあるけれど、投票行動の参考になるかと思い、ちょっと調べてみた。
宝くじにもいろいろな種類があることはご存知だろう。
数字を選ぶタイプなら、ロト7、ロト6、ミニロト、ナンバーズ3、ナンバーズ4がある。
これらは、数字を選ぶ点や当選者で当選金を山分けする方式は競馬と同じで、数字ごとの出現率(的中率)が基本的に同じという点が競馬と異なる。
宝くじと競馬の違いを認識してもらった上で、調査結果をご覧いただきたい。

▼ナンバーズ4で調査
今夜はナンバーズ42017113日までの4,576回分を調べてみた。
とくに「ストレート」という4桁の数字そのものを当てるものを対象とした。
1
から9999まで9,999とおりある。
おおよそ1万分の1である。
平均当選金は976,693円で、100万円を少し切る。
数字の出現率は確率的には同じなので、投票行動も同じようになると思うのだが、実際には当選金は激しく上下運動しており、投票行動にはムラがある。
「どれも同じ」だからテキトーなのか、下表のように当選金額の低いものの多くは「日付」と思しきものである。
クリスマスイヴを想起させる(1224)ものなどが並んでいる。
それ以外の数字といえば、ラッキーセブンを並べた「7777」や、「5963(ごくろうさん?)4989(四苦八苦?)といった語呂合わせではないかと思われるものであった。
(
低額当選金ワースト10)

番号
金額
19
1013
156,600
274
1026
242,600
460
5963
217,900
962
1123
241,100
1096
1221
255,000
1467
1224
164,000
2623
622
248,400
3455
4989
230,800
3999
1018
168,000
4369
7777
238,900

 

▼選ぶ数字には偏りがある
前項のような極端な例はともかく、他にもちょっとした選好の特徴があり、下表にまとめた。
各表の最右欄のように、選択しにくい数字ほど配当が大きくなる。
すべての選択肢の当選確率は理論上同じなのだが、そして、すべて独立事象なのだが、実際の投票行動には偏りがあるということである。
競馬予想のブログなのでナンバーズ4の分析はこれ以上控えるが、選択肢の多い馬券(3連単やWIN5など)の投票行動を考える際には参考になるのではないかと思う。
いろいろ眺めて思いを巡らしていただければ。
(
日付想起の数字か否か)

項目
件数
当選金額
当選金平均
平均比
日付と考えにくい数字
4,389
4,348,059,300
990,672
101
日付を連想しやすい数字
187
121,287,800
648,598
66
全体
4,576
4,469,347,100
976,693
 

(大きな数字)

項目
件数
当選金額
当選金平均
平均比
5,6,7,8,9の数字のみで構成されている
325
337,427,200
1,038,238
106
上記以外
4,251
4,131,919,900
971,988
100
全体
4,576
4,469,347,100
976,693
 

(ゼロを含むかどうか)

項目
件数
当選金額
当選金平均
平均比
まったく含まない
2,953
2,838,658,200
961,279
98
1個含む(3桁の数字を含む)
1,397
1,395,452,200
998,892
102
2個含む(2桁の数字を含む)
208
215,623,100
1,036,650
106
3個含む(1桁の数字を含む)
18
19,613,600
1,089,644
112
全体
4,576
4,469,347,100
976,693
 

(過去の当選数字と同じ)

項目
件数
当選金額
当選金平均
平均比
初めての数字
3,650
3,599,566,200
986,183
101
2回目の数字
779
748,722,900
961,133
98
3回目の数字
128
106,952,300
835,565
86
4回目の数字
17
13,153,900
773,759
79
5回目の数字
1
676,100
676,100
69
6回目の数字
1
275,700
275,700
28
全体
4,576
4,469,347,100
976,693
 

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