▼結局は回収率の悩み
掲題のように検索したのである。
読点はタイトルだから付けている、検索ではスペースである。
ぐるっぐー、やほーなどで、頻繁に検索されるのか、上位検索候補として出てくる。
「人」は要らんだろ、「人」は。
独り言をつぶやきつつ、ずらっと並んだ、これに対する助言をパラパラとみていく。
親切な助言に交じって貴方からカネをせしめようとする勧誘サイトもあるからご注意願いたい。
わたしなりに整理すると、「当たらない」と「儲からない」が混在しているようだ。
当たらない、とは的中率の話である。
儲からない、とは回収率の話である。
ふたつの基準がある場合、わたしはよく4通りに分ける。
(A) |
(C) |
(B) |
(D) |
おそらく(B)も悩んでいる人は少ないだろう。
「悩む」というのは、結局のところ、回収率の話であることが多いのだ。
もっと儲けたいので的中率を上げたいというのは、「悩み」というより「ぜいたくな悩み」で別の話である。
そうすると、助言は(C)、(D)に向けたものであるが、それぞれ処方箋が違う。
(C)の場合は、おそらく人気を気にし過ぎ、人気馬に投票しているケースである。
オッズ或いは多数派から乖離しないと儲かりませんよ、という結論に至る。
(D)の場合は、買い目の数が少ない、闇雲に穴馬券を狙っているというケースである。
もう少し買い目を増やすか、なかなか当たらないものと腹をくくって我慢するか、もう少し根拠のある馬券を狙うか、のいずれかである。
複勝やワイドを買って的中率を向上させましょうというのは、意外に的外れな助言かもしれない。
スランプに陥っている人には良さそうな助言のように思えるが、好調の反動でもあるのでじっと我慢していればよく、好調の反動でないときは単に戦術上の問題なので戦術の見直しが必要になる。
レースを何でも買うからだ、レースの絞り方に問題がある、というのも謎助言であるようにわたしは思う。
納得していない人が多いように思うけれど、レースを絞るというのはベットする機会を失うだけでメリットはない。
「自信のあるレース」というのは、自分以外の馬券投票者にとっても自信のあるレースである。
馬券に絡みそうな馬に人気が集中するレースである。
「買われ過ぎ」という現象はあまり心配しなくてよく、オッズの逆数である支持率どおりに的中するので不利益は無いが、非常に低いオッズばかりで勝負すると、不的中馬券のリカバリーをしにくい。
▼回収率を上げるには
では回収率を上げるにはどうしたらよいのか。
この正答を持っている人は僅かである。
その僅かな人が教えてくれる可能性は、ほぼ、ない。
ということは、助言の多くはおそらく正答ではないのだろうと思われる。
わたしが知る限り、競馬で黒字を続けられる実在者というのは、独創的な戦略・戦術で結果を出していて、「驚異的なレース・本命馬選びで高的中」といった超人的な能力者ではない。
したがって、わたしの解答も正しいかどうかは分からないが、「独創的な方法を探そう」というのが回収率を上げるにはという問いに対する参考意見である。
(SiriusA+B)