▼隣の人はどうやって予想しているの
有りそうで無いものに、「皆んなはどうやって予想しているかデータ」がある。
最も重視するファクターをひとつだけ挙げるアンケートをとったら、何がいちばん多くなるのか。
隣が気になる人が多いかもしれないが、そういう問題ではない。
投票行動を知ることは、競馬で黒字収支を維持するためには大いに参考になるのだ。
残念ながら、そのような調査はほとんどない。
ただ、最近になって、僅かなサンプルで、出走馬の前走、人気(オッズ)などを選択する調査をみかけた。
統計としては質量ともに物足りないものではあったが、調査する自体がなかなか興味深い。
人気・オッズは皆の投票状況であって予想ファクターというのには疑問はあるけれど、これを柱に予想するという回答は2割に満たなかった。
一方で、前走など実績をみるというのが半数近くにのぼる、という結果のようだ。
うん、皆さんは見栄を張ったかな、とわたしはニヤニヤしている。
ログインして答えるので、完全な匿名ではなく、「答えたい人が答える」。
見栄を張りやすい回答になる。
マニアックなまでに予想している人はそれほどいないようだし、実績と言いながら、馬柱を眺めつつ、記者の印を参考にする人は多い。
想像の通りかどうかは分からないが、わたしはそうみている。
試しに、やほーで「競馬予想ファクター」を検索すると約19万件のヒット、「競馬予想無料」だと約1,100万件のヒットである。
馬券で生活しようとしない限り、自分で予想法を開発するよりも上手そうな人の予想に乗ったほうが(控えめに言って「参考にしたほうが」)、効率は良く、検索ヒット数もそれを裏付けている。
このように見ると、競馬予想とは、馬の能力を分析するより、予想の上手い人を探すものだとも言える。
運不運はあるが、儲けたい、それも今日中に、という人が、他人の尻馬に乗って成功しようというのは虫が良すぎるとはいえ、短期決戦なら、悪くない話なのだ。
射倖心が強すぎて、おかしな有料サイトなどに導かれないよう、注意だけはしてほしい。
▼ぽつん
わたしを含め、このブログの読者は、自分で予想理論を築こうとする奇特な人たちだから、他人の尻馬になど乗らぬと踏ん張るかもしれない。
でも、オッズ同様、他人の予想もファクターと考えることもできる。
前項では短期決戦なら、と言ったが、できれば長期戦でも使いたい。
わたしは、調教情報などと同様で、気配情報と捉えている。
予想をそのままなぞらえば長期的に黒字化するのは難しいが、丸呑みしないで上手く活用できる手もある。
「有名人」とか「芸能人」は、競馬に精通しているかどうか疑問だが、予想記者たちならその判断は傾聴すべきものだ。
タレントさんと違い、1レースから全部予想している。
競馬予想を仕事にしているので、情報は源流に近く、質が良い。
いわゆる「生データ」である。
量もわたしたちより多い。
しっかり予想する記者はたくさんいるから、その中で貴方が信用できると思う記者を何人か選び出す。
例えば、3人、5人或いは10人でもいい。
何を基準として言えば良いかは分からないが、憶測ではなく情報をきちんと把握する、いわゆる「オーソドックスな予想」をする人を選んでほしい。
選んだ記者たちの本命二重丸と対抗の丸、これくらいを収集する。
並べれば分かるが、本命対抗は特定の馬に、だいたい揃う。
揃った馬が、おそらく1番人気か2番人気になろう。
そのままこれにベットする手もあるけれど、ポイントは「ぽつん」である。
ひとりかふたりだけが推す馬がいれば、これに賭けるのもいい。
「ぽつん」と打たれた二重丸や丸は、貴方の信頼する記者が、おそらく少数意見になることを承知の上で結論付けたものだ。
このような馬は、前走実績などでは高評価に至らないが、調子や中間の様子が好気配と判断されたのだろう。
おそらく「強い馬がいるけれど」という枕詞が付く。
絶対ではない、展開や相手次第だが、力はあると考えられた馬だろう。
頻繁にぽつんと打つ人は俄かに信用しがたいが、稀に打つ人なら何らかの根拠がある。
これが平均との差異だ。
直ぐに結果を出したい人には敬遠されるが、わたしなら複勝で勝負する、単勝も魅力的だけど。
あくまで予想記者のぽつんに限る。
有名人の予想は、わたしたちの大差ない情報の質と量での予想に過ぎず、競馬記者は情報の質・量が異なることを認識しておきたい。
(SiriusA+B)