美味しいイタリアンもいいけれど、競馬談議には居酒屋がよく似合う気がする。
このブログの原点ともいえる居酒屋トーク。
話があちこちに展開していくが、ブログのエッセンスをお伝えできるのではないかと思う。12回に分割して記載する。(その1)
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▼黒字のヒト
――競馬で生計を立てるとまではいかなくても、長い間黒字のヒトって日本にどのくらいいるのかな。
A:予め主催者に「寺銭」を取られているから、少数というより「まれ」なくらいじゃないかな。1年とか2年黒字というヒトは結構いるだろうと思うけれど、何年もプラス収支を続けるのは東大に入るくらい難しい気がする(笑)。
→第1夜 達人の領域
→第4夜 黒字収支を続ける人はどのくらいいるのだろう
→第1夜 達人の領域
→第4夜 黒字収支を続ける人はどのくらいいるのだろう
――東大に入るくらいだったら、同級生で0.2%か0.3%といったところだね。
A:競馬人口150万人から160万人とみて、5,000人弱という規模でしょう。仮定の話だから適当だけど、あるいはもっと少ないか、もっと多いかは正直分からない。ただ、何万人もいるとは思えないということは確か。競馬で黒字になっているヒトが明らかになったのは、わたしの知っているもので2件。香港に拠点を置いていた集団と、大阪国税局に摘発された会社員の人。会社員の人は税制に一石を投じてくれたわけだけれど、この水準まで儲けているヒトもあまりいなさそうということもわかった。
――自分が黒字かどうかは言わないんだ。
A:少なくとも平均よりは成績がいいところにいる、ということで(笑)。
――競馬で勝つ秘訣って何だろうね。
A:アンケート調査でもできればいいけれど(笑)。少なくとも予想法にオリジナル性があることは確かかな。1から予想ツールを作るかどうかはともかく、市販の予想ソフトでもひと工夫しないとね。皆と同じなら勝てないわけだから。
――専門紙やスポーツ紙の予想では勝てないということね。
A:誰かの印をそのまま使うっていうのでは、黒字は無理じゃないかな。ごく短期的にはあり得るけれど。競馬で儲かれば不労所得と揶揄する人も多い。わたしから言わせれば、不労どころか相当真剣に取り組まないと。
――ラクして儲けるなんて話ではないよね。
(つづく)
(SiriusA+B)