美味しいイタリアンもいいけれど、競馬談議には居酒屋がよく似合う気がする。
このブログの原点ともいえる居酒屋トーク。
話があちこちに展開していくが、ブログのエッセンスをお伝えできるのではないかと思う。12回に分割して記載する。(その9)
***************
▼予想道
――走破タイムは使わないし、性別は何種類もあるし、オッズは見ないのに前走のオッズは使う。どういう予想理論なのか不思議。
A:みんなと同じことしても勝てないよね。血統だって参考にするけど、母父なんて見ないし。前に触れたように、正しい数字ではないかもしれないけれど、0.3%しか儲かっている人はいないんだから。
――みんなが真似したらどうするの。
A:けち臭いことは言わないよ。的中率が十分高ければ負けないからね。オッズは下がるだろうけど。でも、データの加工方法や数量化1類での分析は、誰でも簡単にできるものではないと思う。何年も研究してきたし、表計算ソフトの使い方もかなり勉強してここまできたけど、みんながみんなマスターできるわけではないんじゃないかな。
――簡単にはコピーできないんだね。
A:誰でも簡単、というなら競馬は成立しなくなっているよね。簡単、誰でも、絶対、という言葉がある誘い文句は、乗らないほうがいいと思う。
――参考になる話とならない話の見分け方だね。
A:人間誰でも楽をしたいから、楽な道を選びそうになるよね。周りにも楽な道を勧める人も多い。でも、険しい方の道を選んだ人が最終的に成功している気がする。競馬予想に限らず、ね。
――努力に勝る天才はなし、か。
A:努力できることこそが天才かもね。努力次第で的中精度も上がってくると思う。
(つづく)
(SiriusA+B)